古武道・古武術とは何か?剣術・柔術・居合術・杖術等、それぞれの稽古内容を紹介します。


古武道とは?

日本には様々な武道が伝えられていますが、その中でも明治維新より以前に発生したものを、それ以降に確立された「現代武道(剣道・柔道など)」と区別する意味で、総称して「古武道」あるいは「古武術」と呼んでいます。
ですから、ひとくちに古武道といってもその中には剣術や弓、手裏剣、薙刀など多種多様な武芸が含まれ、またそのそれぞれにいろいろな流派が存在しています。
萬葉塾ではそのうち剣術・居合術・杖術・柔術の四つを柱に、古の武芸者たちが用いていたであろう心身の使い方を探求しています。


稽古内容

稽古を通して目指しているのは、徹底して不要な力みを抜き去った、柔らかな身体の使い方です。
筋力や体格の利を削ぎ落とした条件の中で、武道的な心身を鍛錬していきます。

剣術
当会では、剣術を最も重要な稽古の本分と捉えています。
木刀を用いて基本の構えや素振を学んだ後に、対人での型稽古に進んでいきます。
型には手順が存在しますが、ただ決められた通りにそれを演じていくわけではありません。
見せかけではなく本当に型が成立しているのか、攻防の必然性が保たれているか、ひとつひとつのやり取りをシビアに検証しながら、型に託された技法を身につけていきます。
また、小太刀・二刀も広義の剣術として併せて稽古しています。
剣術稽古風景
居合術
鞘に収まった刀をいかに合理的に抜いていくかを追求した技術です。
基本の抜き方、納め方を稽古した後に、主として一人で行なう型稽古へと移ります。
不利な状況設定を覆していくために、とことん無駄を削ぎ落とした精密な身体運用が求められます。
居合稽古風景 居合稽古風景
杖術
四尺二寸一分(128cm)の杖(じょう)と呼ばれる棒を用いた武術です。
剣とは異なる両端を活かしたその操法は、六尺棒・薙刀等、他の長物の入り口にもなり得ます。
また、柔らかくかつ力強い武術的身体の練りにも有効であると考えています。

柔術
素手で相手の身体に柔らかく働きかけていく稽古です。
自分の身体をいかに無駄なく合理的に用いるのか、相手をどう捉え、どう力を伝達していくのか。
敵を制圧するための即効的な格闘技術ではなく、心身の使い方を根幹から作り変え、剣の理合をより精緻に磨いていくための練習体系であると考えています。
柔術稽古風景